グーグル警告(ペナルティ)に関するまとめ
こんにちは。AZクリエイトの昆野です。
本日は、被リンクに関するグーグル警告の分析や、警告の解除を繰り返す中で、グーグルの警告のメカニズムがある程度、把握できてきたので情報をシェアしたいと思います。
まず、前提にあるのは「今でも被リンクは上位表示に重要な要素である」ということです。
ビックキーワードで上位表示しているサイトのバックリンクを調べてみれば、自作自演の被リンクがたくさん見つけることができます。
ビックキーワードは、ホントに自作自演リンクのオンパレードです。
では、自作自演のリンク対策を実施して、
・どういう場合は警告になるのか
・どういう場合は上位表示に有効なのか
を紹介したいと思います。
■全ては、SEO対象サイトの被リンクのバランス!
グーグルは、被リンクに関する警告を行う際、SEO対策を実施する目標サイト(メインサイト)を主軸に見ています。
SEO対策を実施しているサイトのリンクバランスがある一定以上変化がありすぎると、スパム検知のフラグが立ち、グーグルから警告がきます。
■グーグルから被リンクに関する警告がきた場合
グーグルから被リンクに関する警告がきた場合、被リンクの削除を行い、再審査リクエストを実施するわけですが、その中で、しっかりとした対応を何回かしていくと、グーグルのスタッフから直接メールが届くようになります。
ありがたいことに、現在では、自作自演リンクのURL例なども提示してもらえる場合も増えています。
グーグルが自作自演リンクのURLを提示たサイトというのは、いわば、グーグルが目視確認で自作自演のスパムサイトとして認識したサイトです。
そういったスパムサイトへリンクを掲載しているサイトは、自作自演のリンク対策を実施しているサイトですので、全サイトに対し、グーグル警告が通知されると思いがちですが、じつはそうではありません。
■グーグル警告の仕組み
例えば、グーグルからで自作自演リンクのURLとして提示されたサイトから、A、B、Cという3サイトに対しリンクを掲載していたとします。
そして、今回Aのサイトにグーグル警告がきました。
リンク元が同じですので、B、Cのサイトにも警告がくると思いがちですが、B、Cサイトは、変わらず上位表示していていて、警告も来ていません。
なぜでしょうか?
それば、B,Cのサイトは、スパム認定を受けたサイトのほかにも、いろんなサイトからリンクを受けており、グーグルの検知フラグに達するほど、被リンクのバランスが崩れていなかったためです。
分かりやすい事例で説明すると、
Aのサイトは、自作自演の被リンク5本のみ
B、Cのサイトは、自作自演の被リンク5本のほかにもナチュラルリンクが50本ありました。
このため、B、Cのサイトは自作自演のリンクも問題になりませんでした。
というわけです。
仮に自作自演のリンクが1本でもあれば、グーグル警告が来てしまうといろんな不具合が生じます。
例えば、これまで被リンク対策などはせず、ナチュラルリンクを順調に増やしてきました。
しかし、何かの間違いでグーグル警告を受けたスパムサイトにリンクを掲載してしまいました。
これまでしっかりと運営してきたサイトが、たった1本のリンクでダメになるかというと、そいうことはありません。
サイトの被リンクバランスがある一定ラインを超えて変化があると、スパム検知のフラグが立ち、グーグルから警告がきます。
グーグル警告がくる理由は、スパムサイトにリンクを掲載したのが原因ではなく、メインサイトの被リンクバランスがある一定ラインを超えてしまったことが原因です。
被リンク元が原因ではなく、メインサイトの被リンクバランスの変化量が重要なのです。
■同じバックリンクサイトからのリンク効果が違う理由
同じバックリンクサイトからのリンクでも、これまで対策を実施してきた被リンクの状態によって、Aサイトには効果的でも、Bサイトには効果がない、といった現象が起きます。
同じリンク元なのに、なぜかAサイトにリンクすると、順位が低下してしまい、Bサイトにリンクすると順位が上昇する。
このような現象をこれまで、非常に多く経験しており、不思議でした。
その理由は、SEO対象サイトの被リンクのバランスがサイトによって違うからです。
同じリンク対策の内容であっても、Aサイトに対しては、リンクバランスの変化量が一定ラインを超える対策になってしまい、Bサイトに対しては、リンクバランスの変化量が一定ライン内の対策になります。
ナチュラルリンク、自作自演のリンクにかかわらず、各サイトのこれまでに構築した被リンクの状態によって、同じ内容のリンク対策が、薬にも毒にもなりえます。
■SEO効果があり警告を受けないリンク対策を実施するには
SEO効果があり、警告を受けないリンク対策を実施するには、SEOを実施しているサイトの被リンクバランスをある一定ライン内で実施することが大切です。
具体的には、
・被リンクする際のアンカーテキスト
・リンク掲載スピード
・リンク元の分散(組み合わせ)
を分散させ、リンクバランスを一定ライン内に維持することが重要です。
・アンカーテキストの割合がある一定ラインを超えると、スパム検知のフラグが立つ
・サイトにすでに掲載されている被リンクと、新たに掲載される被リンク数を比較して、ある一定以上のリンク掲載スピードを超えると、スパム検知のフラグが立つ
・リンクが掲載されたサイト同士の関連性がある一定以上近いとスパム検知のフラグが立つ
このようなアルゴリズムが実施されている可能性が非常に高いです。
繰り返しになりますがグーグルペナルティの原因は、低品質なサイトからリンクが張られたことが原因ではなく、SEOを実施しているサイトの被リンクバランスがある一定ラインを超えてしまったことが原因です。
ある一定ライン内で被リンク対策を実施している限りは、グーグルから警告がくることもありませんし、対策した被リンクは、上位表示に有効な内容となります。
被リンク対策を実施する際は、ぜひ、リンクバランスを考え、一定ライン内での対策を実施するように心がけください!