キーワードレベル別、被リンク構築の方法
こんにちは。AZクリエイトの昆野です。
最近、被リンクの付け方が複雑になりすぎて、効果的なリンク掲載ができていない人が多く見受けられます。
リンクはトップページに貼るべきか、下層ページに貼るべきか、アンカーテキストは、どのくらいの割合で分散したら良いか。
グーグルの手動ペナルティが怖いためか、かなり慎重になっている人も多いと思います。
あるサイトでは上手く行っていたリンク構築の方法も、別のサイトではうまくいかない。
リンク構築を行っていくと、こういったことが多々あります。
なぜ?どうして?
いろんな疑問が出てきますが、その1番の答えとなるのが、
狙っているキーワードの競合レベルの差です。
サイトごと、狙っているキーワードごとに最適なリンク構築の方法というのは変わってきます。
キーワードレベルによってリンク構築の方法を変える必要があるのです。
■その1.狙っているキーワードがスモールキーワードの場合
狙っているキーワードがスモールワードの場合、直接、上位表示を狙っているページに対し、バックリンクサイト群からリンクを掲載します。
図1.スモールキーワードのリンク構造
狙っているキーワードが競合の少ないスモールキーワードの場合、バックリンクサイトから直接リンクを貼るだけで、上位表示が出来ます。
被リンク数は、5~20リンク程度で充分です。
アンカーテキストは上位表示を狙っているキーワードを含め設定します。
尚、30リンク程度貼っても上がらないキーワードは、バックリンクサイトからの直接リンクだけでは上がらないキーワードとなります。
その場合、リンクを直接掲載するのではなく、次で説明する「その2」のようにリンクの階層構造を構築する必要があります。
30リンクを貼っても上位表示しない場合、バックリンクサイトからの直接リンク掲載をそのまま継続し、40、50、60リンクと増やしていっても、上位表示することはほとんどありません。
リンク数が増えすぎると、ペナルティの対象にもなりやすくなりますので、次に紹介するリンクの階層構造を利用した方法に切り替えることをおすすめします。
■その2.狙っているキーワードがミドルキーワードの場合
狙っているキーワードがある程度競合の多いミドルキーワードの場合、バックリンクサイトから直接リンク掲載せず、間に専用のサテライトサイトを作り、そこからリンクを掲載する必要があります。
図2.ミドルキーワードのリンク構造
バックリンクサイト郡より10~30リンクを専用のサテライトサイトにそれぞれ集め、リンクパワーを貯め、力をもったサテライトサイトを作ることがポイントです。
サテライトサイトはオールドドメイン&ページランク付きだとSEO効果が高いです。
ミドルキーワードを狙う場合は、専用のサテライトサイトの数と質が勝負を分けます。
サテライトサイトの数は、5~30サイト程度。
メインサイトとジャンルを一致させたほうが、SEO効果は高いです。
また、サテライトサイトからメインサイトにリンクを掲載する際は、上位表示したいキーワードをそのままアンカーテキストとして設定することをオススメします。
■一般的なサイトのリンク構造
以上のことを踏まえ、自分のサイトにリンク構築を実施する場合、多くの場合、下記のようなリンク構造となります。
図3.一般的なサイトのリンク構造
通常、トップページは、ミドルキーワード以上のキーワードを狙っていることが多いため、トップページにリンク構築する際は、専用のサテライトサイトを作成し、リンクを掲載する必要があります。
また、下層ページで狙うキーワードは、スモールキーワードの場合が多くなりますので、バックリンクサイト郡から直接リンクを掲載し、リンク構築していきます。
また、サイト全体から見て、すべてのバックリンクサイトを別ドメインで分散させることがポイントです。バックリンクサイトが重複すると、SEO効果が下がりやすく効果が持続しません。
バックリンクサイト郡の構築は、大量のドメインが必要となり、管理も大変ですので、セルフSEOなど、外部サービスをご利用いただくと比較的簡単に構築いただけます。
また、専用のサテライトサイトは、それほど多くの数になりませんので、自社運用いただくのがオススメです。
メインサイトの補助として、メインサイトへのアクセス誘導としても活用出来ますし、場合によっては、同一キーワードでの複数サイト上位表示といったことも可能です。
■リンク構築のまとめ
ミドルキーワードを狙う場合も、スモールキーワードを狙う場合も、各々のページに対策する被リンク数は、それほど大きな違いはありません。
強豪ワードだからといって、被リンク数を多く実施しても、それは、ペナルティを助長させる行為となります。
問題になるのは、リンクを構築した際のバックリンク構造です。
狙いのキーワードによって、直接リンクで効果のあるキーワードなのか、専用のサテライトを作って対策を実施する必要があるキーワードなのかを見極めながら、リンク構築を実施しましょう。