ホーム > 経営の原理原則 > 突っ込んだ資金を何年で回収するか

突っ込んだ資金を何年で回収するか

新たな事業を展開するとき重要なのが「突っ込んだ資金を何年で回収するか」という視点です。

新事業を立ち上げて、1年目から利益を出しても、それは会計上の利益であって本当の利益ではありません。最初に突っ込んだ資金を回収してからが本当の利益です。

この部分が分からず、1年目から利益が出た!と喜んでいる事業者が多すぎます。

現在は時代の流れが速いため、うまくいった事業も5年くらいでピークを迎えることが多いです。このため、初めから5年間での資金回収を計画しておかないと、事業を始めた時点で「赤字」が決定します。

この指標をROI(総資本対経常利益率)といい、5年で回収できない事業には、初めから手を出してはいけません。

社長の仕事は、どんな事業をするのか決めること(ROIが20%以上)。
そして、事業が決まったら、それを実現するための資金集めです。

次回は、資金調達の方法を紹介したいと思います。

o0800045013680053519.jpg